【イベント】2018年10月27日 私たちの提言! - 駅ホームの安全とバリアフリー
‘視覚障害者と晴眼者のアンケートを踏まえて、より現実的な対策を提言します’
趣旨
今年度のブルックの会は、調査報告と講演を行ないます。
国土交通省は2016年から、鉄道事業者に対して、視覚障害者を見かけた場合の声かけの徹底を求めています。各事業者とも、駅員による声かけの周知を図り、乗客にも協力を呼びかける案内もよく聞かれます。しかし、視覚障害者の駅ホームからの転落は後を絶ちません。
一方、鉄道事業者における人員削減などで駅員が少ない駅や、全く駅員がいない駅、乗降客の少ない駅など、周囲に人がいない状況も増えつつあり、転落につながっている可能性があります。
昨年、本会では二つのアンケートを実施しました。視覚障害当事者向けには声かけが駅員によりどの程度行われているか、ホームから転落したり、「ヒヤリ」と感じた経験があるか、また晴眼者に対しては、声かけをしたことがあるかについて調査しました。
今回のイベント前半では、調査結果と、本会からの提言を報告し、みなさんで意見交換する場を設けます。
後半では、調査結果や提言を踏まえて、今年改正された、「バリアフリー法」の変更点や地域での取り組み、当事者の役割について、国の政策に対する提言を行っているDPI日本会議副議長の尾上浩二氏をお迎えし、ご講演いただきます。
駅ホームを安心して安全に利用するために、どのような発信をするべきかを、転落の実情や声かけの実態を基に考えます。さらに、今後の視覚障害当事者の役割について、議論を深めます。
多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
催しの詳細
名称
私たちの提言! - 駅ホームの安全とバリアフリー
日時
2018年10月27日(土曜) 13時40分~16時20分
(13時20分受付開始)
会場
大阪市立天王寺区民センター 1階 ホール
(地下鉄 谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」1、2番出入口から北へ約100m 西側)
https://www.osakacommunity.jp/tennoji/access.html
参加費
1000円(資料代含む。介助者は参加費不要。)
定員
100人
主催
視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会
https://brooknokai.org/
協力
- 大阪市視覚障害者福祉協会
- 日本ライトハウス情報文化センター
- 鉄道ホーム改善推進協会
- 大阪市立大学大学院 工学研究科都市基盤計画研究室
- 立命館大学生存学研究センター
プログラム
13:00 集合:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」2番出口側の北西(きたにし)改札前(大日・都島方面行き側)(直行の方は会場にお願いします)
13:20 開場・受付開始(司会:運営委員・安田真之、井端誠)
13:40 開会挨拶:副代表・佐木理人
13:50 調査結果報告と提言:代表・加藤俊和
14:10 意見交換
14:50 休憩
15:10 講演「バリアフリー法改正の変更点や地域での取り組み、当事者の役割について」
DPI日本会議副議長・尾上浩二氏
15:50 質疑応答
16:10 まとめ・閉会挨拶:代表・加藤俊和
16:20 終了