【イベント】2022年3月20日「コロナ下の移動をめぐってー今後のブルックの会の活動について」
2022年3月20日オンラインイベント「コロナ下の移動をめぐってー今後のブルックの会の活動について」が開催されました。メーリングリストなどで募集した14名に参加いただきました。
最初にブルックの会副代表の佐木より話題提供を行った後、4班にわけてコロナ下における移動について話し合いました。
話題提供では、2021年4月の改正バリアフリー法の全面施行における影響や、コロナによる駅ホーム利用者の激減やバリアフリーに伴う鉄道運賃の上乗せ、視覚障害者の駅ホーム転落事故の現状と、街や駅ホーム移動状況の変化などが話されました。
その後、4班に分かれ、駅ホーム利用と街歩きについて話合いを行いました。
1班では、駅ホームの利用について話し合いました。鉄道駅のサポートについて、駅員の具体的な誘導事例や、誘導までの待機時間、声掛けや乗客の対応などについて意見が出ました。
2班では、街歩きをテーマとしました。いわゆる「ソーシャル・ディスタンス」を確保するのが難しいという点や、セルフ・レジの増加により買い物がスムーズにできなくなった点などがありました。
3班では、コロナ下で困ることについて話が出ました。外出の機会が減り、歩行の感覚が鈍ってしまうことや、コンビニなどで進むタッチパネル化への意見、飛沫防止ビニルによる声の聞こえにくさなど。また、AIによる歩行支援アプリの発達なども意見がありました。
4班では、地方の駅の無人化や、駅員の誘導として、自由に歩かせてもらえない、行先への問い合わせがなく、意図しない地点への誘導などがありました。ガイドヘルパーを増やしたり、いつでも気軽に問い合わせできる環境の整備への要望なども挙げられました。
ブルックの会では、これらの声を今年の秋ごろに開催を予定していますイベントの
テーマにつなげたいと考えています。
コロナ下における視覚障害者による駅ホームの利用や街歩きへの影響を見極め、課
題の解決に向けて今後も積極的な発信を続けていきます。