【イベント】2019年10月27日 ブルックの会発足20年「歩行の自由を求めて - 一人歩きのこれまでとこれからー」

趣旨

今年、本会は1999年の発足から20年を迎えました。1995年に発生しました全盲男性の駅ホームでの列車接触・転落事故をめぐる訴訟の支援に始まった活動は、各地の多くの方々のご理解とご支援を得て、さまざまな広がりやつながりも生んできました。
この20年間で視覚障害者を取り巻く移動環境は激変したと言えるでしょう。設備面では、駅ホームの内側を示す内方線の敷設が進み、ホームドアの設置が増えています。人的には、駅員による声かけの徹底が広がっています。更に、制度面では、同行援護事業がスタートしガイドヘルパーを利用する視覚障害者が多くなりました。
しかし、視覚障害者の駅ホームからの転落事故は後を絶ちません。痛ましい交通事故も続いています。視覚障害者の一人歩きは、常に危険と隣りあわせと言われます。移動環境にもさまざまな課題や問題がまだまだあります。それでも、私たち視覚障害者は「一人で自由に歩きたい」のです。そして、誰もがそうした権利を持っているはずです。
今回のイベント前半では、本会発足時からご支援いただいている四天王寺大学名誉教授の愼英弘氏をお招きし、視覚障害者の移動環境について自立という視点からご講演いただきます。
後半のパネルディスカッションでは、愼氏に加え、首都圏を中心に活動されている鉄道ホーム改善推進協会副会長の今野浩美氏、歩行訓練士で日本歩行訓練士会事務局長の堀内恭子氏、本会発足者の一人である佐木理人が、移動環境の整備に向けたこれまでの取り組みを振り返り、これからを展望します。「誰もが自由に安心して移動できる街づくり」に向けて、駅の利用を中心に何が必要で何ができるのか、いろいろな立場の方々と語り合い考える場になればと願うものです。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。

催しの詳細

名称

ブルックの会発足20年 「歩行の自由を求めて - 一人歩きのこれまでとこれからー」

日時

2019年10月27日(日曜) 13時30分~16時30分(13時10分受付開始)

会場

大阪市立中央区民センター ホール
(地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」3号出口から東へ徒歩2分)
https://www.osakacommunity.jp/chuo/access.html

資料代

1000円(介助者は不要)

定員

150人

主催

視覚障害者の歩行の自由と安全を考えるブルックの会(略称 ブルックの会)
https://brooknokai.org/

協力(50音順)

  • 大阪市視覚障害者福祉協会
  • 大阪市立大学大学院 工学研究科都市基盤計画研究室
  • 神戸アイライト協会
  • NPO視覚障害者支援の会クローバー
  • 鉄道ホーム改善推進協会
  • 日本歩行訓練士会
  • 日本ライトハウス情報文化センター
  • NPO法人ゆに
  • 立命館大学生存学研究所

プログラム

13:00 集合:地下鉄中央線・堺筋線「堺筋本町駅」3号出口近くの中央線側東改札(担当:事務局長・山田ひろみ)
(ホームから東改札までと3号出口には、エレベーターがありませんので、車椅子ユーザーの方は別途ご相談ください)
(会場に直接おこしいただいてもかまいません)

13:10 開場・受付開始(担当:運営委員・加治川千賀子)
司会:運営委員・井端誠

13:30 開会挨拶:副代表・佐木理人

13:40 基調講演「視覚障害者の自立と移動」:四天王寺大学名誉教授 愼英弘氏

14:30 休憩

14:45 パネルディスカッション「どこまで変わった?自由な移動 ー 駅の利用を中心にー」
司会:青木慎太朗(副代表、大阪市立大学特別研究員)
佐木理人(副代表、「佐木訴訟」当事者)
今野浩美(こんの・ひろみ)氏(鉄道ホーム改善推進協会副会長)
堀内恭子(ほりうち・きょうこ)氏(日本歩行訓練士会事務局長、日本ライトハウス養成部主幹)
愼英弘(しん・よんほん)氏(四天王寺大学名誉教授)

16:25 閉会挨拶:代表・加藤俊和

16:30 終了

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